金融・企業小説

黒木亮『巨大投資銀行』書評|投資銀行は何を売っているのか?黒木亮が描くウォール街の20年

投資銀行は、いったい何を売っている会社なのか。 M&Aを仲介する会社、株や債券を売買する会社、複雑な金融商品を作る会社。 どれも間違いではないが、それだけでは投資銀行という巨大な組織の一部分しか見えてこない。 黒木亮の『巨大投・・・
黒木亮作品

黒木亮『カラ売り屋シリーズ マネーモンスター』書評|企業が売る「物語」を疑う

黒木亮の人気作品「カラ売り屋シリーズ」の第4作となる『カラ売り屋 マネーモンスター』。 2024年4月に幻冬舎から刊行された520ページの作品で、「ミスター液晶」「水素トラック革命」「地銀の狼」の3編を収録。 本作でもウォール街の空売り・・・
黒木亮作品

黒木亮『カラ売り屋vs仮想通貨』書評|複雑な資本市場で奔走するカラ売り屋と現代ビジネスの闇

黒木亮の人気経済小説、カラ売り屋シリーズの第3作『カラ売り屋vs仮想通貨』。 今回、ウォール街の空売り専業ファンド「パンゲア&カンパニー」がカラ売りのターゲットにするのは、 仮想通貨企業、巨大航空会社、そして電気自動車メーカーの・・・
黒木亮作品

黒木亮『兜町(しま)の男』書評|5000万部作家・清水一行が「経済小説」を作った

黒木亮『兜町(しま)の男 清水一行と日本経済の80年』を書評。生涯214作品、累計5000万部超を残した経済小説家・清水一行は、いかにして生まれたのか。共産主義運動から兜町へと歩んだ異色の人生、経済小説に対する考え方、膨大な作品を生んだ取材・執筆体制をたどりながら、本作の読みどころを紹介する。
金融・企業小説

黒木亮『カラ売り屋、日本上陸』書評|金融の目で解剖する日本企業

黒木亮『カラ売り屋、日本上陸』に登場するのは、病院、シロアリ駆除会社、そして総合商社の絵画部門である。 一見すると何の共通点もない。 しかし、空売り専業ファンド「パンゲア&カンパニー」の目を通せば、すべて同じ問いへ行き着く。 ・・・
金融・企業小説

黒木亮『ザ・原発所長』書評|男の生涯と原発事故のへ至る数十年を描く

福島第一原発事故を題材にした小説と聞けば、当時テレビで繰り返し放送された事故映像や、緊迫した状況のなかで対応にあたる原発関係者たちの姿を想像するだろう。 しかし、黒木亮『ザ・原発所長』が長いページを費やして描くのは、むしろ事故が起こる・・・
金融・企業小説

黒木亮『カラ売り屋』書評|企業の裏を暴くカラ売りファンドを描いた理由

カラ売り専門の投資会社「パンゲア&カンパニー」が、徹底した情報収集と現場調査を武器に企業の虚構を暴いていく金融小説。実在の事件や金融制度を思わせる圧倒的なリアリティ、「株式市場の警察官」として描かれるカラ売り屋の魅力、プロフェッショナルたちの執念など、3つの読みどころを紹介。