ビジネス書

『会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから』書評|会社が消えても、人と技術は消えない

大西康之『会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから』を書評。三洋電機が解体されたあと、社員や技術、事業はどこへ向かったのか。企業の失敗とそこで働く人の価値を分けて考えながら、本書の内容と読みどころを紹介する。
企業・経済小説

山崎豊子『不毛地帯』書評|商社マン・壱岐正から見る戦後日本の復興

山崎豊子『不毛地帯』を書評。元陸軍参謀の壱岐正が商社マンへ転身し、戦闘機、自動車、石油をめぐる巨大商戦に挑む。戦争に敗れた日本が、ビジネスで世界へ再び挑んでいく姿を描いた企業小説の魅力を紹介する。
東洋経済新報社

『ノスタルジアは世界を滅ぼすのか』書評|本当に「昔は良かった」のか?

『ノスタルジアは世界を滅ぼすのか』を書評。なぜ人は「昔は良かった」と感じるのか。かつて病気とされたノスタルジアの歴史から、政治や広告による利用、心理学が示す意外な効用まで、「懐かしい」という感情の正体と本書の読みどころを紹介する。
金融・企業小説

黒木亮『トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て』書評|世界中の銀行が奪い合う左上の一席

黒木亮のデビュー作『トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て』を書評。龍花丈という強烈な金融マンの生き方、シンジケートローンや「トップ・レフト」を巡る攻防、邦銀と外資系投資銀行の違いなど、本作の読みどころをわかりやすく紹介する。
金融・企業小説

黒木亮『巨大投資銀行』書評|黒木亮が描くウォール街の20年

黒木亮『巨大投資銀行』を書評。M&A、裁定取引、デリバティブ、新興国市場など、投資銀行が利益を生み出す仕組みを3人の金融マンの仕事から読み解く。ブラックマンデーや米国債不正入札など実在の金融史との接点、ウォール街と日本金融の違い、黒木亮ならではの圧倒的な専門性と本作の読みどころをわかりやすく解説する。
黒木亮作品

黒木亮『カラ売り屋シリーズ マネーモンスター』書評|企業が売る物語を疑う

黒木亮『カラ売り屋シリーズ マネーモンスター』を書評。収録作「ミスター液晶」「水素トラック革命」「地銀の狼」のあらすじと読みどころを紹介し、企業が語る成長物語と実態の乖離、Nikola事件や企業分析との接点まで掘り下げる。
黒木亮作品

黒木亮『カラ売り屋vs仮想通貨』書評|カラ売り屋と現代ビジネスの闇

黒木亮『カラ売り屋vs仮想通貨』を徹底レビュー。空売りファンド「パンゲア&カンパニー」が仮想通貨企業、巨大航空会社、EVメーカーに挑む3編のあらすじと魅力を紹介します。「企業価値を正しく分析しても市場は思い通りに動かない」投資の本質に迫る本作の読みどころを、株式投資の視点も交えて解説します。
黒木亮作品

黒木亮『兜町(しま)の男』書評|清水一行とともに描く日本経済史

黒木亮『兜町(しま)の男 清水一行と日本経済の80年』を書評。生涯214作品、累計5000万部超を残した経済小説家・清水一行は、いかにして生まれたのか。共産主義運動から兜町へと歩んだ異色の人生、経済小説に対する考え方、膨大な作品を生んだ取材・執筆体制をたどりながら、本作の読みどころを紹介する。
金融・企業小説

黒木亮『カラ売り屋、日本上陸』書評|金融の目で解剖する日本企業

黒木亮『カラ売り屋、日本上陸』を書評。病院買収、シロアリ駆除、美術品取引という異なる業界を舞台に、空売りファンド「パンゲア&カンパニー」が企業の数字と実体のズレを暴いていく。あらすじや読みどころ、金融・企業分析の面白さ、シリーズ他作品との違いまで詳しく解説する。
金融・企業小説

黒木亮『ザ・原発所長』書評|男の生涯と原発事故のへ至る数十年

黒木亮『ザ・原発所長』は、原発事故を描いた小説ではない。これは、日本という巨大組織そのものを描いた社会小説だ。現場と経営の断絶、100万に1の軽視、国家と企業の共犯構造。一人の技術者の人生を通して、日本社会の限界が静かに露出していく。